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小林よしのり
2015.9.13 03:48政治

陣営トークをわしはしない


わしは個人主義だから、「陣営・ポジション」による発言はしない。

集団主義に陥らない。

安保法案に反対なら、デモが間接民主制を破壊することをよし

とはしない。

主婦や老人や職業を持つ者、つまり「現場」を持つ者のデモは、

表現の自由として認めるが、学生はそんな余裕があるのかと問う。

まず社会人として、「現場」を取ることが第一で、

「現場」のない者が国を憂えても無意味だと苦言を呈する。

大人とはそういう嫌われ役を果たす責任がある。

 

与党は安保法案を強引に成立させるだろう。

もし、ここで挫けたら、一旦アメリカに期待を持たせてしまった

以上、米政府の失望は計り知れない。

コアな自称保守も安倍支持から離れてしまう危険性がある。

安倍首相はそれを恐れる。

 

強行採決以降のことを、わしは戦略的に考える。

民主党はまさか牛歩戦術なんてしないだろう。

それをやったら、益々国民の支持を失っていく。

 

強行採決以降の、支持率低下を一時的なものにしないためには、

すべては民主党にかかっている。

来年の参院選で、責任政党としての民主党が受け皿になれるか

否か?

それだけにかかっている。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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